ヘルニアとは


体内のある臓器が本来あるべき位置から脱出してしまった状態。

 

【椎間板ヘルニア】

椎間板の中に存在する《髄核》というゲル状の組織が外に飛び出してしまった状態。

後方にある神経が圧迫されることにより、腰痛・脚のシビレや痛み、足の冷えなど、酷い場合には感覚が無くなってしまったり、脚が動かせ無くなることも有ります。

髄核の柔軟な、主に青年期・実年の時期に多発傾向有ります。

 


【頸椎椎間板ヘルニア】

これも椎間板から髄核が外に飛び出して、神経を圧迫する症状。

背骨と言われる骨の上から7つ目までを頸椎と呼びます。

神経を圧迫されることにより、肩こり、首すじ・背中の痛み、胸の部分(前胸部)の痛み、上肢の痛み、腕のだるさや動かしにくい、手のシビレむくみ、握力低下、腕の筋肉の萎縮などの症状があります。

他にも後頭部痛、頭痛、目の奥が痛い、眼精疲労、吐き気、耳鳴り、めまい、ふらつき等も有ります。

 


原因は


実際にははっきりした原因はわからないとされています。

が、わかっている範囲では、老化現象の一つ、猫背、姿勢の悪さ、スポーツの影響、交通事故などによる後遺症などがあります。

 

 

レントゲン検査とMRI検査


【レントゲン検査とMRI検査】

こちらはレントゲンとMRI検査の画像です。

基本的にレントゲンは骨に反応ます。それに対してMRIは組織も解りやすく画像で見ることが出来ます。

通常、ヘルニアの場合はレントゲンだけの判断ではなくMRI検査もおこなわれます。

 

 

実際には手術にいたる病的なヘルニアは少数だと現段階では言われているようです。